明治時代に広まったスポーツは?今との違いは?

© The New York Public Library, 2016

サッカーワールドカップに熱狂したり、ベースボールワールドカップなど、さまざまなスポーツの動向が話題になりました。

今では当たり前に接しているさまざまなスポーツ競技の多くは、明治時代以前の江戸時代の日本には存在しなかった競技がほとんどです。

明治時代以前に庶民の間で楽しまれたのは「相撲」くらいで、今日の我々にも室町時代に発祥した日本の文化を伝承しています。

そんな「相撲」は、江戸時代にはプロ力士の集団が組織化され、今と同様に主要都市で開催される取り組みを観覧する娯楽となっていました。

明治時代に流入したスポーツの始まりと人気だった競技などを紹介します。

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明治時代に近代スポーツが日本に広まったのはなぜ?

明治時代以前の日本には運動競技と呼べるスポーツはなく、唯一の娯楽性があった「相撲」も日頃の鍛錬の意味合いが強く、近代スポーツとは呼びがたい存在です。

近代スポーツの日本への流入は、明治時代となり政府が招いた「お抱え外国人教師」らによってもたらされています。

そんな「お抱え外国人教師」の中でも、英語教師のフレデリック・ウィリアム・ストレンジは、現在の学校での「部活動」や「運動会」といったスポーツの礎を築いています。

フレデリックは、体を動かし肉体を鍛え、武士として戦い抜ける体力や技量を習得しようとした運動の意識を、スポーツマンシップの精神に変化させたといえそうです。

明治時代に広まったスポーツの競技は?人気のスポーツは?

明治時代となり外国人教師らに伝えられたスポーツは、嘉納治五郎によって設立された大日本体育協会がオリンピック参加を目指したことで、庶民への普及が始まります。

明治時代に広まったスポーツの競技は、陸上競技をはじめ、ボート、野球などが挙げられます。

競技用具の準備にそれほど無理がない陸上競技は、三段跳びや中長距離の選手らがオリンピックでメダルを獲得したこともあり、学生を中心に人気が高まります。

また、アメリカ人教師のホーレス・ウィルソンが教えたとされる野球は、早稲田大学野球部がアメリカ遠征から技術や用具を持ち帰ったことで、急速に普及します。

野球の人気は早稲田大学野球部のアメリカ遠征後、わずか十年で今の夏の甲子園にあたる大会が開催されたことに、その人気の高さが感じられます。

明治時代に始まった日本の近代スポーツ

明治時代は、先進諸国の圧力による開国で国家体制が近代化しただけでなく、運動も体育教練からスポーツの普及へと変化しています。

今のプロスポーツの礎ともいえるスポーツマンシップ精神が「外国人教師」らによって教えられ、嘉納治五郎が設立した体育協会によって、さまざまな競技が庶民に普及しています。

日本人が初めて参加したオリンピックでの活躍もあり、陸上競技は学校教育をはじめ広がりをみせます。

また、野球は早稲田大学野球部がアメリカ遠征帰国後、急速にその人気を高め、今の甲子園やプロ野球へとつながっています。

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