明治時代の100円の価値ってどのくらい?今なら何が買えるの?

c The New York Public Library

100円均一が当たり前となっている現代では、100円でも様々なものが買える時代となり、つい衝動買いしてしまう人も多いのではないでしょうか。

では、明治時代においては100円の価値はどのくらいだったのか考えてみましょう。

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同じ明治時代でも時代によって違う?100円の価値は?

株価が変動する関係で1ドルの価格が変わるように、実は明治時代においても100円の価値は年によって変わっていたとされています。

たとえば、明治30年ごろの物価と現代の物価と比べてみるとその差は3000~3800倍くらいとされているので、1円が3800円の価値があるとしたら100円は380000万円くらいになります。

しかし、明治40年頃の1円は1090円くらいだったのでそれを100円に換算すると、明治40年頃の100円の価値が今に換算すると109000円くらいということになります。

また、生活の仕方や水準などによっても変動することもあり、明治時代の当時の1円の価値が2万くらいであったという説もあるため、それを考えると100円はかなりの大金であったことが考えられます。

ちなみに、明治30年ごろの小学校の教師やおまわりさんの初任給は8~9円、大工さんや職人さんは20円だとされています。

明治時代の100円はどのくらいの金額なの?

では、実際に明治時代の100円はどのくらいのお金なのでしょうか。

1円が2万円くらいの価値があったことを考えると、1銭が200円ということになりますので100円は0.5銭だったのではないかと思われます。

明治時代のアンパンは1個1銭だったので100円では買えませんので、それを考えると明治時代の物価は意外と高かったのかもしれません。

最近徐々に値上がりしているビールも、明治34年代当時は大瓶一本が19銭、今のお金に換算すると3800円というのですからお酒好きな人は現代に生きていて良かったと感じる人も多いのではないでしょうか。

100円あったら明治時代はどんなものが買えた?

今度は100円ではどんなものが買えたのかを考えてみましょう。

明治時代の当時の1円が2万として換算すると、100円は200万くらいの価値になりますのでかなりのものが買えたのではないかということが予想できます。

当時はアメリカから輸入された自転車が200~250円ほどで販売されており、明治32年頃物価ではその価格は現在の400万円相当に値し、今で言う高級車クラスの価格だったことを考えると、100円あったら自転車は買えなくてもかなりのものが買えたのではないでしょうか。

ただ、その頃の自転車は庶民には当然手が届くものではなく一握りの大富豪でない限り購入することは不可能だったとされています。

現在のお金で1500万相当するグランドピアノは明治時代750円以上であり、これもやはり本当のお金持ちでなければ手に入れることはできなかったと言えるでしょう。

その他にも、野球のグローブが当時の1~2円、現在で言うところの2~4万円程度だったので野球のグローブなら100円あれば野球チームを数チーム作ることが出来るくらい、何個も買うことが出来た、ということになります。

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